蔵の解体…箪笥は受け継ぎたい。

せめて、先祖の愛用した箪笥は遺したい。

山形県山形市在住/舩越様/60代ご夫婦

老朽化により蔵が解体された。

「せめて、先祖のタンスは修復し、
遺してあげたい。」

60代ご夫妻のあたたかな想いから
蔵内に遺された先祖の衣裳箪笥3棹の
修復をご依頼いただきました。

幕末期から明治期の衣裳箪笥は
なかなか庶民では手の届かない高価なもの…。

遺された時代箪笥から
当時の裕福さを窺えます。

*************

お預かりから約一年後、
ようやくお届けとなりました。

奥様:
「こんなにもキレイになるんですね。
まるで新しいタンスを購入したみたい。」

笑顔でお話しくださった奥様が
とてもユニークで印象的でした。

週末には娘さんが
ご実家を訪れるということで
お披露目しながら
先祖を辿る楽しい一時となることでしょう。

ぜひ娘さんに受け継いでもらえば
私共も幸いです。

この度のご縁に感謝申し上げます

ヤマヒョウ家具修復師

「よみがえれ、時代箪笥!」
日本の古箪笥に魅せられること52年…地域文化や民衆の知恵から誕生した美しき和箪笥は100年を経てた現代でも私達を魅了し続けています。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP