職人紹介

井上英俊(二代目)

父が経営する家具店を手伝う意志を固めたのは今から25年前。家具・インテリア販売業務に携わりながら、自社が今後進むべき道を長年模索して来ました。自身の探求で辿りついたのは、日本家具の原点と言える和箪笥の世界でした。 特に注目したのは、幕末~明治期につくられた100年を超えて現存する時代箪笥で、背景から見える当時の人々の息吹や卓越した職人技、お嫁入りする娘さんと親御さんの心情が時空を超えて伝わって来ます。失われつつある時代箪笥を継承し、残さなければならない自身の強い想いが家具再生職人への道に歩みを進め、その取り組みが功を奏し、全国から想いが届く受注へと繋がっています。
生涯大切に使い続けることの出来る家具との出会いは心の豊かさです。
和箪笥に関するお問い合わせはどうぞお気軽に「和箪笥診断」無料サービスをご利用ください。

井上兵次(先代)

家具一筋60年。山形の木工家具店を経て、昭和43年に家具のヤマヒョウを創業しました。 時代は高度成長期。年々お客様の求める家具は劇的に変化を遂げ、気づいた時には安価な量産家具・輸入品などにより、共感・個性を失った家具が全国に蔓延していました。そんな現代の風潮に警鐘を鳴らすために、オリジナルブランド「思い出家具再生工房」を息子と共に設立し、古い箪笥やレトロな家具・思い出の詰まった家具などの修復再生・再利用、伝統和家具の継承、創作家具の製作などに力を注ぎ、日本家具のすばらしさを山形から発信して来ました。
人生の晩年に入った私は、経営から退いたものの、生涯職人として現役である喜びを感じながら作業場で古い家具たちと向き合う日々を過ごしています。

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