捨てるには偲びない和箪笥

捨てるには偲びない

山形市折原様

住まいのリフォームを機にご先祖様の和箪笥を直したいとご相談いただきました。

3棹の和箪笥が遺されていて、その中から先ずは牡丹の花文様が特徴のこちらから修復をスタートします。

当時の嫁入り箪笥には、両親の見栄と格式を感じ、100年以上の我が家の歴史を知る証人として自身とを結びつける大切な文化財ですね。

修復を終えてお届けした際に

「ばあちゃん、喜んでけっべねー。」

亡きご先祖様を偲びながら発した言葉はとてもあたたかいものでした。

ヤマヒョウ家具修復師

「よみがえれ、時代箪笥!」
日本の古箪笥に魅せられること52年…地域文化や民衆の知恵から誕生した美しき和箪笥は100年を経てた現代でも私達を魅了し続けています。

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