ライフスタイルの変化によって価値を発見
山形市在住M様
蔵の2階で保管されて来た明治の衣装箪笥。
ライフスタイルの変化により、慣れ親しんだ住まいを離れることになったM様。
さまざまなモノを思い切って処分されたが、ご先祖様の遺した箪笥’sをM様の個人意思で無下に捨てることは少なからずも抵抗があると伺いました。
「5棹も残されていて、すべては引き継げないですがせめて一棹だけ継承します。」
遺された5棹の和箪笥から和箪笥診断士が継承する箪笥として修復をご提案したのは、明治中期ごろにつくられたと思われるこちらの山形最上時代箪笥です。
この頃の最上箪笥は、高貴な牡丹の花を模した打ち出しの錠前金具の華やかさがあり、造形の美しさが感じられるのです。
修復を終えた時代箪笥は、リビングに設置されたため、ご先祖様から見守られながら暮らして行く日常の豊かさを想像します。
M様の想いの実現、家具のヤマヒョウが承りました。
この度のご縁に深く感謝申し上げます。
この記事へのコメントはありません。