長火鉢のリメイク
山形県山形市在住/I 様/70代ご夫妻
火鉢は形状もさまざまだが、過去に暖を取る道具として普及するも現代の暮らしの中では無用の長物。
以前、先人から「暖はもてなし」と聞いたことがある。
客人の部屋には、掛け軸や花、香炉で飾るように「暖」は冬場の最大のしつらえであった。
この度の修復依頼品は、その長火鉢である。
依頼主:
「火を起こす訳ではない。暮らしの中で有効な家具へと生まれ変わらせるアイデアはないものか?」
ヤマヒョウ:
「脚を付けて見ませんか?」
脚を付けることで玄関を飾る収納家具として、リビングテーブルも兼任出来る新たな使い道が生まれたのです。
既存のカタチを生かしながら客人を迎えもてなす、現代のしつらえとなったのである。
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