明治の山形庄内箪笥のビフォーアフター(リメイク)
山形県山形市在住/松嶋様/80代女性
ご先祖様が愛用された明治期の庄内衣装箪笥。
ご依頼主様のご先祖は、明治から大正期にかけて東北有数の遊里で商いを営まれ、財を成されたと伺いました。
大切に受け継がれてきた調度品のひとつである庄内箪笥は、百年を超える歳月により経年の痛みがあらわれ、本来の用を果たせない状態でした。
ご依頼主様は「終活」の一環として、残された家具の中からこの箪笥を次の世代へ継承することを決意。
私たちは、オリジナルの意匠を大切にしながら暮らしの中で活かせるよう、ローボード式へのリメイクをご提案いたしました。
仏間に設置された箪笥を前に、ご依頼主様はこうおっしゃいました。
「イメージ以上の出来栄えです。主人もご先祖も喜んでくれると思います。
ようやく肩の荷が下り、子供たちも受け継いでくれるはずです。」
長い間眠っていた庄内箪笥が、再び家族をつなぐ存在として甦り、未来へと引き継がれていきます。




























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