「置かれてきた場所から、価値を読み解く」

和箪笥診断 ー2025年の記録-

50棹を超える時代箪笥と向き合った一年。

今年も「和箪笥診断」を通して、50棹を超える時代箪笥との出会いがありました。

蔵の奥に静かに眠っていたもの。
納屋の片隅で長い時を過ごしてきたもの。
そして今なお、ご家族の暮らしの中で現役として使われ続けているもの──。

診断させていただいた和箪笥の多くは、明治から昭和初期にかけて作られたものでした。
それぞれに、使われてきた土地の風土や、家族の記憶、時代の痕跡が刻まれています。

今年の診断事例の中から一部ではありますが、
出張診断を行った様子や、蔵・納屋など保管されていた当時の環境を写した写真を含め、
約20例をご紹介いたします。

和箪笥は、傷みや古さだけで価値が決まるものではありません。
置かれてきた場所、使われ方、そして「なぜ残ってきたのか」。
診断を通して見えてくるのは、箪笥そのものが歩んできた時間です。

「直す・直さない」以前に、
まずはその和箪笥が持つ背景と向き合うこと。
それが、家具のヤマヒョウの考える「和箪笥診断」です。

これからも一棹一棹と丁寧に向き合い、
先人から受け継ぐ価値と和箪笥の魅力を生み出して行きたいと考えています。

ヤマヒョウ家具修復家

「よみがえれ、時代箪笥!」
日本の古箪笥に魅せられること52年…地域文化や民衆の知恵から誕生した美しき和箪笥は100年を経てた現代でも私達を魅了し続けています。

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