やまがた時代箪笥のビフォーアフター
東京都足立区在住/山口様/40代ご夫妻
明治の山形箪笥の修復再生をご依頼いただきました。
ご主人のご実家は山形に残る古民家で、今回の箪笥は、その蔵に遺されていた一棹です。
ご実家の古民家が改修・改装工事に入ることとなり、
蔵や屋根裏に遺された古道具類を整理される中、
蔵の二階には、明治期の衣装箪笥が四棹、大切に保管されていました。
ご兄妹で相談のうえ、それぞれ二棹ずつ形見分けを行い、
先祖が日々の暮らしの中で愛用してきた箪笥を、
これからも手元で受け継いでいく意思を固められました。
その後、お兄様より二棹の時代箪笥について、修復再生のご依頼を賜りました。
現代の暮らしの中で古い家具を再び使うにあたり、
とりわけ衛生面への配慮を重視され、
その点を十分に考慮しながらも、長い年月が刻んだ風合いは損なわぬよう、
全面的な修復を行っています。
二棹のうち、まず一棹が完成を迎えました。
そしてこの時代箪笥は、新たな役目を携えて、和歌山へと「嫁入り」することとなりました。
ご主人の奥様のご実家にて、
これからの暮らしの中で再び活かされていきます。
山形の古民家で先祖の暮らしを支えてきた一棹が、
時代と土地を越え、新しい場所で再び息づく――
修復再生がつなぐ、家族の記憶とこれからの時間です。

正面.jpg)
斜めから.jpg)

正面-300x300.jpg)
斜めから-300x300.jpg)



















この記事へのコメントはありません。