明治の中期ごろから衣裳箪笥の需要が急速に拡大し、鶴岡と仙台箪笥の打出し金具の影響を受けて大型で牡丹文様の華やかさを表したモノが初期のものといわれている。その後丸形の錠前に家紋を彫り込んだものがポピュラーとなり、嫁入り用の箪笥として確立したのは明治末期ごろである。他の地域と比べる用材に厚みがあり、造作のしっかりしたものが多く遺されている。
時代:大正期
明治の中期ごろから衣裳箪笥の需要が急速に拡大し、鶴岡と仙台箪笥の打出し金具の影響を受けて大型で牡丹文様の華やかさを表したモノが初期のものといわれている。その後丸形の錠前に家紋を彫り込んだものがポピュラーとなり、嫁入り用の箪笥として確立したのは明治末期ごろである。他の地域と比べる用材に厚みがあり、造作のしっかりしたものが多く遺されている。