その存在を忘れていた和箪笥
山梨県在住/山口様/女性/ご先祖の衣裳タンス
山梨県在住山口様(女性)から修復再生のご依頼があった時代物の衣裳箪笥。
「保管されていることを長年忘れられていました…。」
住環境とライフスタイルの変化によって古箪笥の存在を知ることになったと伺います。
痛みながらも今日に遺るその姿に愛おしさを感じたことで修復して再生されることを強く願われた山口様。
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ご依頼から約一年。
山口様の想いが現実となり150年を経て再びよみがえりました。
住まいに設置された写真を拝見し、暮らしに溶け込まれた姿はやはり美しいですね。
世代を越えて受け継ぐ和箪笥の所有は、「ご先祖さまから見守られているような日々…。」
今日に現存していたからこそ継承出来る幸福感こそ再生家具の醍醐味です。
更に次の世代へ持続可能な和箪笥であって欲しいと願います。
山口様、このたびのご用命に深く感謝申し上げます。
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