蔵に遺る、時代箪笥の数々

「和箪笥診断」残された箪笥の寄贈供養

山形県内在住/Ⅰ様/70代女性

〜和箪笥診断〜

その数16棹。

明治期に「醤油味噌醸造」で財を成したいう旧家へ和箪笥診断に伺いました。

現存するその箪笥の数量から当時の繁栄を窺い知る。

長年守り続けて来たこだわりの蔵は、子孫の事情によりこの度取り壊されることとなる。

蔵内に遺された道具類の行方はいかに…

「道具が散々になろうとも、誰かの役に立ち再び用を成すことが出来れば先祖への供養となる。」

当主は最後の務めに奮闘していた。

「箪笥類は家具のヤマヒョウに寄贈したい。」

16棹の時代箪笥の中から2棹が和箪笥診断士より選定され、「和箪笥ミュージアム」の仲間入りを果たした。

その他の箪笥は、カタチを解いて修復用の部材として利活用されることとなる。

ヤマヒョウ家具修復師

「よみがえれ、時代箪笥!」
日本の古箪笥に魅せられること52年…地域文化や民衆の知恵から誕生した美しき和箪笥は100年を経てた現代でも私達を魅了し続けています。

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