先祖のタンスを愛でる

子孫を代表して私が受け継ぎます

山形県河北町在住/A様/30代女性

時代箪笥のビフォーアフター

母方のご実家に遺されていた
明治期の最上タンス

「母に連れられて
祖父母の元へ行くたびに
古びたタンスに惹かれて来た。」

今は空き家となった
茅葺の古民家に
寂しそうに佇む古箪笥

その情景をみると

「救いたい。」

「いつか、助けたい。」

ご先祖を無碍に扱っているかのようで
このまま放置することへの
最悪感が募り続けて来た。

この度、
ご依頼主が一戸建てを購入することとなり、
この時代箪笥を修復して再活用できることが可能となった

かねてより思い描いて来た時代箪笥のある暮らしが
こうして実現されたのです。

ご依頼主:
「ようやく想いが実現し、ご先祖さまも喜んでくれていると思います。」

「そして、経年の風合いを感じる仕上がりに大変満足です。」

ご依頼者と想いを共有しながら
経年の枯れ具合を尊重した仕上がりに努めました。

既に用を失っていたタンスが
子孫によって再び愛用され行くことことは
とても美しい姿である。

この度のご縁に感謝申し上げます。

ご依頼者のあたたかな想いを伺いながら
時代箪笥の修復再生プランの

ヤマヒョウ家具修復家

「よみがえれ、時代箪笥!」
日本の古箪笥に魅せられること52年…地域文化や民衆の知恵から誕生した美しき和箪笥は100年を経てた現代でも私達を魅了し続けています。

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